悪質な不動産担保ローン業者に要注意!①~低金利で顧客を誘引し、仲介料を請求する金融仲介会社~

自社では融資を行わない金融仲介(媒介)専門の会社がある

金融仲介(媒介)会社という存在を知っていますか。金融仲介会社は、文字通り、自社では融資を行わず、主に融資の紹介(仲介/媒介)を専門に行う会社です。金融仲介会社は、自社では融資を行いませんから、いわゆる利息(融資したお金に対して金利をかけたもの)を受け取ることはできません。金融仲介会社は、お金を借りたい側(資金需要者)とお金を貸したい側(不動産担保ローン会社)を仲介して、その「仲介料」(1年以上の貸付に対し、融資金額の最大で5%)が利益となります。

もちろん、たとえば不動産仲介業などと同じように、金融仲介それ自体は、違法でもなんでもありませんし、融資先を探す資金需要者にとっては、非常に有益なものです。

金融仲介会社を利用すれば、対価として「金融仲介料」を請求される

しかし、問題なのは、自社では融資を行わない金融仲介にもかかわらず、金融仲介であることを隠し、いかにも自社で融資を行う不動産担保ローン会社を装いながら、客を取り込み、仲介料を請求するケースです。

悪質な金融仲介会社は、客引きのために、実際は適用がない低金利で誘って、客を自社に誘引しようとします。はじめから自社で融資するつもりはないわけですから、どんなに低金利を表示しても、その業者にとっては痛くもかゆくもありません。

お金が必要な人が直接、不動産担保ローン会社に申し込んでしまっては、「仲介料」はもらえないわけですから、金融仲介会社は、お金が必要な人が、不動産担保ローン会社に直接申し込む前に、なんとか自社に誘引して、自社を通じて不動産担保ローン会社を紹介しようとします。

そのために、ホームページ上で、低金利を誘い文句に、いかにも低金利で融資を行うような不動産担保ローン会社を装って、顧客を誘引し囲い込みます。

そして、実際に申し込みを受けると、自社では審査が通らなかったなどの理由で、他社を紹介し、顧客に紹介料を請求することとなります。  

ひどい場合には、具体的に融資の段取りを進めて、融資をする間際になって、実際に融資を行うのは別の会社であることが判明し、金利も違う上に、仲介料も支払う羽目になったという悪質なケースもあるようです。すでにこの融資をあてに事業の資金繰りを進めていて、他の不動産担保ローン会社にあたる時間がなければ不利な条件でも借りざるを得ないことになってしまいかねません。

借換えの度に、金融仲介料等の諸費用がかかり、借金が雪ダルマ式に膨らむ危険

また、更に、悪質なケースとしては、短期間で資金需要者(顧客)に次々に借換えをさせるような金融仲介会社です。既述のとおり、金融仲介会社の利益は、「仲介料」なわけですから、顧客が借換えをすればするほど紹介回数が増え、儲けが増えます。

こういった悪質業者は、一度、資金需要者(顧客)をつかむと、まずは、金利の高い業者を紹介します。資金繰りに急ぐ顧客には、後でもっと条件のよいところを探すからと言われ、とりあえず借りさせます。

顧客は、当然、返済が厳しくなり支払も遅れがちになります。契約した返済ができなくなり契約不履行となれば、契約した金利ではなく、損害金となってしまう可能性もあるため、顧客は、借換え先を探さざるを得ません。

そこで、金融仲介会社は、これまでよりも少し、金利の低い業者を紹介します。当然、この時、金融仲介料が発生します。顧客は、そもそも返済が厳しいですから、この仲介料の支払いのため、また、借換えにかかる諸費用の支払いのため、この分を上乗せして借り換えることとなります。

これを繰り返していくと、資金需要者(顧客)は、自分で使えるお金は全く増えていないのに、借金の総額だけがどんどん膨らんでいくことにもなりかねません。

ネット広告で過度な低金利の表示は、金融仲介専門会社の可能性もあり要注意

残念ながら、最近のインターネット検索は便利な一方、自社での不動産担保融資を装った金融仲介専門の業者が上位表示されているケースも多く見受けられ、あまりにも他社とかけはなれたような低金利をアピールしているようなところには、慎重になる必要がありそうです。

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