不動産担保ローン業者選びのコツ(事務所訪問③)

今回は、事務所訪問における具体的な要注意事例です。

実際に訪問した際、次のような事例に出くわしたら、業者選びの再考を検討してみるべきかもしれません。

事務所が、マンションの一室の場合は、要注意!

事務所所在地が、マンションの一室(特に、1階ではなく直接の導線がない2階以上)の場合は要注意です。

業者間の取引を主とする業態なら別ですが、飛び込みの新規顧客をはじめ、概して一般の顧客に対して広く融資を行う不動産担保ローン会社としては、マンションタイプの事務所は適しません。

形式的にそこに住所としているだけか、客が来ることを想定していなく、自らが動きやすい拠点としてそこに事務所を構えている可能性があります。

また、自社では融資を行わない紹介料目的の金融仲介専門業者かもしれません。

事務所が、繁華街・歓楽街の中心にある場合は、要注意!

不動産担保ローンは、不動産を担保に融資とし比較的大きなお金が動きます。

顧客は主として事業資金を必要とする事業主・経営者が多く、顧客の利便性を考えれば、繁華街の一角というよりもオフィス街に事務所を構えているのが一般的です。

その日中に比較的少額のお金を貸し出す消費者金融等と違い、繁華街・歓楽街にオフィスを構えるニーズはあまりなく、顧客にとってもオフィス街の方が訪問しやすいからです。

従って、わざわざ繁華街の雑居ビルに入っているような業者であれば、オフィスビルの入居審査に通ることができないような属性なのかもしれません。

もしくは、その場所の周辺で別に本業がありその傍らでローン事業をやっている等、そこで事務所構えている何か特別な事情があるのかもしれません。

事務所が、商業性のない住宅街にある場合は、要注意!

顧客である事業主や経営者が訪ねるのに、事務所が駅から遠いとか、住宅街が立ち並ぶような商業性のない場所にある場合は、要注意です。

そもそも顧客が来ることを想定していないため、賃料が安く維持費があまりかからないことを理由にそこに事務所をおいている可能性もあります。

不動産担保ローン会社であればそれなりの資金力はあるはずですが、こういったケースでは、紹介料目的の金融仲介専門業者か、悪質な業者の可能性も否めません。

事務所が、SOHO等の共同オフィス、レンタルオフィスの場合は、要注意!

例え、その場所に事務所が実在しても、いわゆるSOHO形式でスペースを共同利用する形態のオフィスだったり、月極のレンタルオフィスといったケースもあります。

この場合、建物の1フロアまたは建物全体がこうした形式となっていることが多く、現地を訪問すればすぐにわかります。

言うまでもなくこうした形態は、不動産担保ローン業者としてはありえません。

要するに、すぐに店をたためるような形態の事務所は要注意です。

一番安心なのは、大手オフィスビル内に構えている事務所

これまでの事例とは逆に、一番わかりやすく安心なのは、大手資本の大型オフィスビルに入居しているような事務所です。

なぜなら、貸主である大手の入居審査に通った信用力のある会社という証だからです。

自分に代わって、既に、貸主の大手がその業者の信用調査を済ませてくれているようなものです。

大手の大型オフィスビルに入居するには、それなりに厳しい入居審査があり、誰でも入れるものではありません。

入居するテナントにより、ある程度、そのビルの格が決まってしまうため、貸主も慎重にテナントの信用調査を行います。

入居を希望するテナントのこれまでの決算内容、実績、評判等をチェックし、加えて、賃料もそれなりに高いですから、入居後も長く安定して家賃を支払っていけるだけの資力がしっかりあるかを見極めたうえで、入居を認めるのです。

従って、貸主である大手が、その業者の資力と実績を認めているということであり、一方、入居した業者にしても、せっかく厳しい審査を通って入居し、高額の保証金を預け、設備・造作にもお金をかけているわけですから、問題となるようなトラブルは起こすはずもありませんし、簡単に退去して行方をくらます等という可能性は低いと言えます。

自社ビルがいいとは限らない

不動産担保ローン業者選びにおけるありがちな勘違いとして、自社ビルに事務所を構えている業者だと、ビルを所有しているくらいだからお金がありそうで、なんとなく安心な気になってしまいますが、必ずしも自社ビルがいいとは限りません。

よほど大きく立派なビルを多額の借り入れをすることなく所有しているなら別ですが、そうでもないような場合は、むしろ、大手資本のオフィスビルに入居する信用力がなく、小規模の自社ビルという形でしか事務所を構えられないという方が実情にあっているとも言えるのです。

また、不動産に詳しい人であればよくご存じでしょうが、自社ビルを保有していることと、その会社の資力は必ずしも関係しません。

業者の所在が自社ビル、という理由だけで安易に信用してしまわないよう注意する必要があります。

まずは、Yahoo!地図やGoogleマップなどで、事務所を確認してみる

最近は、Yahoo地図やGoogleマップなど、その場に行かなくても、現地の状況がわかる便利なツールがありますので、これらを利用しない手はありません。

まずは、事務所を実際に訪問する前に、これらを利用してネット上で、事務所所在地を確認したり、地図や画像を見て、これまで述べてきたような要注意ケースに当てはまらないかどうか、不動産担保ローン融資を行う業者としてそれなりの立地にあるかどうか、を検証してみるのも手です。

しかし、最終的に、候補が絞られた時には、やはり、面倒でも一度、現地の事務所訪問をして、自分の目で見て、自分がどう感じるかを確認することを必ず行って下さい。

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